アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

直木賞作家・角田光代さんのトークショーは今年で6回目を迎えました。

聞き手の長井市在住の教員・梅原恵子さんの進行で『源氏物語』の翻訳作業の様子や刊行の進捗状況、「中年体育」の現在や小説・映画など作品との向き合い方などについてお話しいただきました。

質疑応答の時間で角田さんは質問するお客様の顔をじっと見つめながら聞き入り、じっくり考えてからシンプルでわかりやすい言葉で回答していました。
少し沈黙した後で角田さんから飛び出した回答が率直すぎて、会場が大爆笑に包まれる場面もありました。

終演後のサイン会は今年も大盛況で、何度も角田さんのトークショーに来ているという方や『源氏物語』を長年読み込んでいるという方など、沢山のお客様にご参加いただきました。


天童市在住の映像作家・佐藤広一さんは、新潟で映画を学んでいた頃、テーマに沿った映像をつくるという課題に対してテーマの枠をはみ出したスケールで映像を作っていました。
こうした経験により、「面白そうなアイデアをふくらませて自由に発想する力」が培われたと語ります。

その後山形に戻って自主映画製作を始め、数々の映画フェスティバルで入賞しました。
地元の天童市のふるさとCMの制作を長年手がけており、これまで何度も上位にランクインしています。ここから佐藤さんの映像作家としてのキャリアが広がっていったといいます。

昨年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で公式上映された映画『世界一と言われた映画館』は映画祭事務局が初めて制作した映画で、佐藤さんが監督・撮影・構成を手がけました。わずか3か月で制作されたこの作品は、当初は短編にする予定で撮影を始められました。しかし撮影が進むにつれて短編にするには内容がもったいないということになり、映画館でも上映できるようにと67分の作品に仕上げられました。
また、同作品でナレーションをつとめ、2月に急逝した俳優の大杉漣さんとの思い出を写真とともに振り返り、登場した人々に気持ちをこめた語りをしてもらったと大杉さんのナレーションを絶賛しました。

現在もドキュメンタリー映画の製作に取り組んでおり、他にもテレビ局での仕事や企業CMなど様々な撮影の依頼があって佐藤さんは多忙な日々を送っています。
また『世界一と言われた映画館』の全国配給に向けての活動をしており、県内外で上映できる機会を増やしていきたいと語りました。


・友人たちの分と合せてそよ風を送ります。頑張って。

・石田さんのテレビ見ました。実物にも勿論会いに行きます。

・魅力的な演目をよくもそろえるものだと感心しきりです。遠藤さんありがとう。

・「びっくり箱」は井上ひさしさんの命名だとか。正に生命の息吹を感じます。

・フランス芸術文化勲章、紫綬褒章にも輝く人間国宝 坂東玉三郎を山形で身近に拝見できるなんて、
シベールアリーナはびっくりの宝庫です。

・加藤登紀子さんは6回目?毎回出席と決めています。ワクワクです。

・鼓童の響きにいつも魂を打ち抜かれています。毎回異なる趣向に脱帽です。

・南アフリカドラムカフェに又行くよ。

・工藤直子と新沢としひこのコンビにはいつも心あたたまる思いで幸せになります。

・9月の「死神の精度」は想像が付きませんが楽しみです。

・堀米ゆず子と仲間たちに期待しています。