わたしたちの願い

奇跡を起した熱い善意。
「そよ風寄金」

令和2年2月のそよ風寄金の合計は、2,523,010円でした。

財団が今日ここまで継続してこられたのは、「そよ風寄金」のおかげです。

皆さまの熱いご支援、そしてお寄せくださったご寄付によってもたらされた奇跡です。

2018年8月、シベールとのネーミングライツ契約が切れ、10月、シベールからの株配当金もゼロ円。昨年2019年の1月には予想だにしなかったシベールの民事再生申立てがありました。急遽、シベール株を売却し約2200万が手元に残りましたが、昨年秋にはそれも枯渇してしまい、当財団の代表理事である熊谷眞一さんから資金援助をいただき、なんとか今年2020年を迎えることが出来ました。

年が明けてから今日までの間に、新聞、テレビ等で、アリーナ存続危機の窮状を広く伝えていただき、県内ばかりか全国からもたくさんのご寄付が集まりました。

1月、そして2月と本当に厳しかった時期、皆さまからのご寄付と温かなメッセージが私達を勇気づけて下さいました。ありがとうございました。

熊谷さんの思い、井上ひさしさんの願いを、決して絶やしてはならないと、スタッフ一同一丸となって粉骨砕身頑張りました。

それでも、シベールという大きな柱に代わりネーミングライツを背負ってくださる企業は、年を越した2月が終わろうとするときにもまだ決まりませんでした。苦肉の策として、募集期間を3月末までに延ばしました。

そして、延長に延長を重ねたこの3月末、東ソー(株)さんがネーミングライツへ名乗りを上げてくださいました。皆様のお力添えが、私達の願いがここに実を結んだのです。

御礼の言葉もありません。ありがとうございました。

ネーミングライツが決まれば必要な運営費が何とかギリギリ賄えますが、年間を通じて運営を安定させるためにはさらなる資金の調達が急務であります。例えば高額な固定資産税の支払いや12年を迎えるアリーナの修繕費など思わぬ経費が必要になります。

そこで私達は、このたびクラウドファンディングを立ち上げることにいたしました。

これまで「そよ風寄金」にご寄付をお寄せくださった皆さまには、感謝の気持ち以外には何もお返しができませんでした。今回、クラウドファンディングという方法を選ぶことで、さらに多くの方々へご寄付を募り、また少しでも劇場という独自性を活かしたお返し(リターン)が出来るようにと考えました。以前のように「そよ風寄金」へ直接のご寄付も大歓迎でございます。

この「そよ風寄金・クラウドファンディング」設定目標金額は500万に、募集期間は4月1日から5月20日までの約50日間といたします。

公益財団法人 弦 地域文化支援財団

◎そよ風寄金について…

市民から支えられる「劇場と図書館」でありたいと2016年に当財団代表理事の熊谷眞一さんが提案し、寄金活動が始まりました。2016年1月から2019年8月までの総額が5,808,000円。月額平均が132,000円。当財団の運営危機が報じられた今年9月から2月までの総額が13,667,358円。月額平均は1,309,893円と一桁違いにパワーアップとなりました。