アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

演劇集団・風煉ダンスと酒田市出身の歌手・白崎映美さんによる朗読劇「まつろわぬ民2021 更地の

うた」は東京で初日を迎えた後に福島県内を巡演し、本日山形での公演を迎えました。

第1部の朗読劇は2017年に上演した音楽劇「まつろわぬ民」の続編で、風煉ダンスの俳優3人と

白崎さん、ギターのファンテイルさんの伴奏で劇が進行しました。

静かに始まった物語で語られる世界はだんだん激しさを増して、「見えなくされる」ことへの

怒りや悲しみが会場を覆い、客席では目頭を押さえる人もいました。

劇の最後にサブタイトルにもなっている「更地のうた」が歌われ、失われた故郷と懐かしい

時間への追慕が心に深く染み入りました。

第2部は白崎さんのソロライブで、ファンテイルさんのギターの音色とともに心をゆさぶる曲を

聴かせていただきました。

ご来場の皆様、ありがとうございました。



浪曲師・玉川奈々福さんに13年ぶりにアリーナへご登場いただきました。

浪曲界の至宝・沢村豊子師匠と、奈々福さんの亡き師匠の奥様で酒田市出身の玉川みね子師匠を

曲師に、山形にゆかりのある玉川奈みほさんを前座に迎え、東京の寄席ではなかなか見られない

顔触れで浪曲会を開催しました。

生の浪曲を見るのは初めてのお客様も多く来場され、迫力あるうなり、即興とは思えないドラマチックな

三味線の音色に引き込まれていました。

ご来場の皆様、ありがとうございました。


本日は、大雨で山形県北部を中心に大きな被害が出たところがありました。

不安定な天候が続くようですが、皆様お気をつけてお過ごしください。