アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

山形で若者支援の先駆的役割を果たしたNPOぷらっとほーむが今年3月で事業を終了し、

今後は継承団体に事業を引き継ぐことになりました。

共同代表をつとめた滝口克典さんは「子ども、若者の居場所づくり」につとめ、

さらに「若者たちが社会とつながり直す」ことをめざして様々な活動を行いました。

滝口さんは大学院終了後に高校教員の職に就きましたが、違和感を覚えて退職しました。

その後不登校の子供を支援する活動に携わったことから若者支援に取り組むようになり、

やがて不登校に限らず引きこもりなどで点在している人をつなぐ「安心していられる場所」が

必要という思いから、NPOぷらっとほーむを共同で立ち上げました。

ぷらっとほーむでは、基本である「フリースペース」に訪れる人々を中心にイベントを開催する他、

子どもの貧困、若者と政治など難しそうな問題を身近に感じられるような取り組みも行いました。

そこから参加者同士のつながりができ、映画上映会や子ども食堂など新しい活動が

生まれていきました。

ぷらっとほーむの事業終了後、滝口さんは年代を問わず参加できる勉強会を立ち上げました。

継承団体それぞれと連携しながら、今後も他者との出会いの場、互いに学び合い育ちあう場を

提供していくと今後の展望を語りました。