
横山和江さんは、山形に移住後に翻訳の勉強を始めました。
子育てをしながら東京の出版社に「持ち込み」という営業活動を続け、2006年に『サンタの
最後のおくりもの』で翻訳家としてデビューを果たし、これまで40冊以上の翻訳書を手掛けて
きました。
横山さんの思い出深い作品から昨年出版された10作品を紹介しながら、原書を日本語の本にする
までの様々な工夫と努力などをお話しいただきました。
地道に「持ち込み」を続けても出版社に断られることは少なくなく、2019年には初めてクラウド
ファンディングに挑戦して「ジュリアンはマーメイド」の出版を実現するなど、「この本を
多くの人に読んでほしい」という思いを一冊の本の形にすることの難しさを語りました。
最後に、来週発売の新刊「地球のことをおしえてあげる」の読み聞かせと、現在作業中で3月に
発売予定の新作も紹介いただきました。
熱心な絵本ファンの方や、翻訳に興味のある方などにご来場いただきました。
お足元の悪い中、ご来場ありがとうございました。