アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

「元気配達人」として毎日はつらつとに日々を過ごしている小川桂絲香(おがわ けいこ)さんは

地元・鎌倉の環境保全活動で出会った井上ひさしさんの文章から旧・シベールアリーナの存在を知り、

実際に訪れたときに感動の体験をしたことから山形に通うようになりました。

子育て中に絵本や昔話のすばらしさを知り、自宅で子どもたちに読み聞かせをする家庭文庫を

始めました。

夫の転勤のタイミングで病気を発症し心身ともに苦しんだことや、子ども時代にまでさかのぼって

自分と向き合った結果得られたことなど、当時すがるようにして読んだ本を紹介しながら

振り返りました。

現在は自宅の裏山の手入れを手伝ってくれる人を受け入れ、それぞれに好きなように作業をして

もらっていますが、それが心の問題を抱えている人々や孤立しそうな人々の居場所づくりに

なっていることに気づき、気軽に立ち寄れて元気になれる場所になるようにさらに発展させて

いきたいと語りました。

最後に元気配達人として「いろんな人から力をもらった。それをいろんな人に渡していきたい」と

感謝の言葉とともにトークを締めくくりました。

久しぶりのまとまった雪が降ったあいにくの天気でしたが、ご来場いただきました皆様、

ありがとうございました。