アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

元NHKアナウンサーの山根基世さんのトークショーは、新美南吉の「狐」の朗読で開幕しました。
村の夜まつりの風景や登場人物の感情が山根さんの凛とした声で描かれ、
会場のお客様は静かに聞き入っていました。

後半は山根さんの講演をお聞きいただきました。
山根さんは「ことばの力」は子ども達の生きる力につながることを強調しました。
現在取り組んでいる朗読指導者の育成について紹介し、
朗読を通して子ども達の「ことばの力」を育て、かつ新しい地域づくりを担うリーダーになってほしい
という願いを込めていると語りました。

また、日常生活において「ありがとう」「ごめんなさい」を言うことが大切であり、
当たり前だと思っていることにも心を動かす「感じる力」が人生を豊かにすると語りました。