アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

熊坂俊秀さんは庄内開発協議事務局長として庄内地方のまちづくりに取り組む一方、県内各地のイベントや伝統行事に参加し、シベールアリーナでも開館時からボランティアスタッフとして活動いただいています。

月山と最上川に抱かれた土地に生まれ、大学卒業後に県職員として庄内、置賜、村山など各地方で土木行政に携わりました。
山形新幹線の新庄延伸、蔵王みはらしの丘の開発など大規模な施策の他、ケヤキの木を切らない新しい道路の計画や、山形市の文翔館の景観を守るための取り組みなどについて、それぞれ実行中のエピソードを披露しました。「未来にどう残すか」を意識して計画した事業も当初は反対意見が多かったが、結果としてやってよかったと実感したと振り返りました。

続いて「時間が空いてたから手伝った」というきっかけから参加するようになった「蔵プロジェクト」、「旧木村邸」の跡地再生、「ぶらぽ倶楽部」や上山市の「加勢鳥」、酒田市の「白ばら」などを紹介しました。
最後にシベールアリーナのボランティアとして関わるようになったきっかけを語り、熊坂さんが感銘を受けたという井上ひさし先生の『ボローニャ紀行』をぜひ読んでみてほしいと参加者に呼びかけました。