アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

舞台向かって左側に並べたテーブルには、絵の具にペン、色鉛筆、大きな紙。名付けて荒井さんの

仮のアトリエ「俺の部屋」。

そこへFMラジオを手にして荒井さんが登場し、最新作「こどもたちは まっている」をスマートフォンで

録音しながら朗読。舞台後方のスクリーンに荒井さんの手元が映し出され、絵本のページを見ながら

荒井さんの声が時間差で聞こえるという、独特の雰囲気で会が始まりました。

その後はアート・キュレーターの宮本武典さんと会話をしながら進行し、創作・芸術の原点に触れる話

から荒井さんの幼少期の話などをお話しいただきました。

荒井さんは会話に出てきた風景を絵にしたり、今月発売されるアート作品に描き込みをなどをしながら、

創造することやイマジネーションを楽しんでほしいと語りました。

最後は「どんな時でも祝福という儀式は続けていかなければならない」とコロナ禍にあっても

大人は子どもに人生の面白さを伝えていくべきだと訴え、オリジナルの祝福の歌を熱唱しました。