アリーナ&遅筆堂文庫のスタッフがお届けする舞台裏ブログ

演劇集団・風煉ダンスと酒田市出身の歌手・白崎映美さんによる朗読劇「まつろわぬ民2021 更地の

うた」は東京で初日を迎えた後に福島県内を巡演し、本日山形での公演を迎えました。

第1部の朗読劇は2017年に上演した音楽劇「まつろわぬ民」の続編で、風煉ダンスの俳優3人と

白崎さん、ギターのファンテイルさんの伴奏で劇が進行しました。

静かに始まった物語で語られる世界はだんだん激しさを増して、「見えなくされる」ことへの

怒りや悲しみが会場を覆い、客席では目頭を押さえる人もいました。

劇の最後にサブタイトルにもなっている「更地のうた」が歌われ、失われた故郷と懐かしい

時間への追慕が心に深く染み入りました。

第2部は白崎さんのソロライブで、ファンテイルさんのギターの音色とともに心をゆさぶる曲を

聴かせていただきました。

ご来場の皆様、ありがとうございました。